<天野 ふみ代>
作者コメント:陶芸を習い始めて2年経ちました。毎回、土に心を癒してもらっています。そして尚 このように創作の喜びまでもらって大感激です。

●緋襷花入(ひだすきはないれ)
口縁部を曲げて動きを出した鉢型の花入です。その動きを活かすように藁を巻いて焼きました。この藁を巻いて焼く方法を緋襷と言い、本作はその緋色(ひいろ)の発色が見事です。

●緋襷徳利(ひだすきとっくり)
この作品も緋襷です。ふっくらとした形状に合わせて、前作とは違い柔らかみのある緋色が出るように仕上げました。左右対称ではありませんが、そこにまた一層の愛着を感じます。

●掛け分け大皿
2種類の釉薬を流し掛けにしてあります。釉薬の濃淡や重なった部分の色を想像しながらバランスに気を使って釉薬がけをしました。